元仕手筋が教える仕手株の特徴。株初心者であればまずお勧めはしない仕手株ですが、余計なリスクを背負い込まないためにも仕手株についての基本的な情報は押さえておきましょう。

仕手株と地合いの連動と野村ホールディングス

株式用語として、「地合い」という言葉がありますが、これはマーケットにおいて相場の状況や雰囲気というもので、「地合いが良い」「地合いが悪い」というような使い方をします。
株価が高値を抜かず、軟調で買い気配・売り気配ともに取引高が少ないことを「軟弱な地合い」などと言います。
野村ホールディングスの株価は、まさに軟弱な地合いであり、金融関連株であることからファンダメンタル要素に敏感であり、過去20年間の相場推移において乱高下が見られます。
1988年の安値805円から2000年までに3510円の高値を付け、とくに1999年後半から2000円にかけて1500円以上も値上げとなり、仕手株であったことが分かります。
仕手株とは、大量の資金で株式を売買して、自ら相場をつくり出す仕手筋というプロが購入する株式をこのように言い、あるターゲットを見つけると株を買い占め、価格を上昇させます。
この時に他の投資家は株価上昇につられて株価の下支えを行い、この行為を「提灯を付ける」などと言われ、しかしながら仕手筋は、出来高を見て、上昇した相場から一気に利益確定として売りに転じます。
証券会社最大手で金融関連に子会社を多数持つ野村ホールディングスは、金融機関特有の出遅れ銘柄であり、2013年以降もみ合いながら乱高下し、すり鉢状の相場となっています。

2011年に223円の安値を付けるも、上場当初から考えれば、低水準として価格推移しており、今後仕手株としてターゲットになる可能性が高い銘柄でもあります。
日経平均が上昇すると連動して価格を上げる銘柄が多い中、日経平均が大型株の影響が大きいことから、逆に野村ホールディングスが上昇すると日経平均が下がることもあります。
大型株が上昇するとき、中小型株や低位株への投資が弱まり、出遅れ銘柄である野村ホールディングスの株価上昇の期待が高いです。